2004年7月アーカイブ

来日2日目の時差ぼけ共が相手ながら、中2日にもかかわらず堂々とした試合を見せてくれた選手達には拍手を送りたい。こっちはビールを飲みながらまったりと楽しませてもらいました。

しかしまあ、偽インテリスタの多いこと。代表の応援をパクって情けない声出してたなー。自国のリーグに愛すべきチームをもたない、地元に誇りをもてない人たち。かわいそうに・・・。
せいぜいテレビの中の無機質なスター達を追っかけてて下さい。

さいたまシティカップ インテル(640x480, 153kb)

何本左足でシュートを放っただろうか。
右サイドを縦に突いてから中に切れ込んでシュートするシーンが何度も繰り返される。
クリーンヒットしたシュートはすべてブロックされるか宇宙開発したかで決まらなかったが、誰かに当たってコースが変わるラッキーなゴールを2発も決め、キャプテン自ら決勝トーナメントへの突破口を開いた。

前回優勝者としての選手達の、俺らの気迫。地元の方々にも伝わっただろうか。

リーグカップ予選6@市原(640x480, 146kb)

それにしても、千島よ。お前、ありゃーないだろ。
せっかく調子がいいからって使ってもらえたのに、走らない、ボールに触らないじゃどうしようもないだろ。最後のしんどい時間帯を完全に10人でやるはめになっちまったじゃねぇか。

お前は俺らだけじゃなく、これからトップ入りを目指すユースの若い奴らの希望なんだから、もっと夢を抱かせる気持ちの入ったプレーを見せてくれよ。キツイ注文かもしれないが、先駆者というのはそういうのを打ち砕いていかなければならんのだ。インテル戦でまたチャンスが来るはず。頑張れよ。

2000 Jリーグ Division2 第43節 vs 大宮アルディージャ
大宮アルディージャ 0-1 浦和レッズ
得点 19分 大柴

どん底の試合を書いて終わりではあまりにも寂しいので、
わがままを言って2試合目を書かせていただきます。


2部でのシーズンも大詰め、大宮サッカー場での埼玉ダービー。

残り7試合となって総監督を据えてから5試合で4勝1敗。
よたよたとしながら、何とか昇格圏内をキープしてきた。
この試合に勝ちさえすれば、昇格圏内のまま有利な状況で
最終戦を迎えられる。

だが大宮はこの長い1年の間に「難敵」に化けていた。
前回対戦の駒場ではペトロヴィッチのラストゲームだというのに
良いところなく敗戦。
シーズン当初はどことやっても楽勝だったはずなのに、この時の状況では
とても険しい山のように思えた。

2順目に対戦し、6-0と大勝したときの大宮サッカー場とは
まるで雰囲気が違っていた。
シュートミスにトランペットから冷やかしのフレーズが流れたり、
デビューを果した河合になぜか大根をプレゼントしていた、
まったりとした空間だったゴール裏には、殺伐とした刺すような
空気が流れていた。


平日の夜の試合ではあったが、キャパの少ないスタジアムのチケットは
プラチナ化していた。
苦労して手に入れたチケットを手に、始発に乗って大宮公園へ駆けつけると
すでにゴール裏の入り口には多数のシートが並べられていた。
その最後尾にシートを敷いたところから、緊張は始まっていた。

陽が昇るのを見てから大宮駅前に戻り、ふらふらと街を歩き回って
時間を潰す間も、じわりじわりと緊張が高まっていくのを感じていた。
開門に合わせて大宮公園に戻り、ゴール裏に入るといよいよその緊張が
震えとなって身体に表れた。
キックオフが近づくにつれ、その震えはどんどん明確なものとなっていく。
ピッチでアップをする選手達の動きを口を真一文に結びながら凝視した。

キックオフの瞬間を迎え、それまで身体の中に溜め込んでいた声という声を
ピッチで戦う選手達に向けて吐き出すと、ようやくその震えは止まった。


この日久々に先発出場を果した1トップの大柴がすごい勢いで
相手のボールを追いかける。
向こう側のゴールを狙うレッズが何度か惜しいチャンスを作ったようだった。
だが平坦なスタジアムの構造ゆえに状況がよくわからない。

しかしながら、その後に訪れた前半19分のこの日唯一のゴールシーンは、
今でも脳裏に映し出すことができるから不思議だ。

メインスタンド側のハーフライン付近。
左サイドでボールを持った路木の左足から放たれたボールは
大宮の最終ラインとキーパーとの間でワンバウンドし、
そこへ駆け込んだ大柴がまっすぐに伸ばした右足のアウトフロントの部分に
ヒットさせてゴールに流し込んだ。

路木の放ったそのパスの放物線が、物理の教科書に載っている写真のように
点々とその軌跡を示しながら、中央の空いたスペースへと落ちていく。
私の記憶の中にはそんな画がいまだ留まっている。

この先制点の後、試合のペースは完全に大宮の手に渡ってしまう。
高い位置でボールを奪うことができず、自陣深くまで押し寄せられては
ぎりぎりで跳ね返す、そんなしんどい展開が延々と繰り返され、
タイムアップまで声の限りに鼓舞し、ブーイングを飛ばし続けたのであった。

この後の最終戦が、これまた苦しく、劇的な試合になろうとは、
この時点では知る由もない。
この日1日自分を覆い続けた緊張感から解放され、
安堵の気持ちで帰途についた。

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昨日のその1の最後にも書きましたが、やはりこの99年、2000年の2年間で、
スタジアムで選手と共に戦うということがどういうことなのかが身体に染み付いたんだと思います。
「プライド」という言葉を用いる背景にはこうした歴史があることを
我々は語り継いでいかなければならないと今回の企画を通じて強く感じました。

以上です。
次はあとは野となれ山となれのくり2号さんにリレーします。よろしくお願いします。

1999 Jリーグ2ndステージ第11節 vs ヴィッセル神戸
ヴィッセル神戸 2-0 浦和レッズ

せっかくの機会なので、切羽詰ってサイトに記事を書くことすらできなかった
試合のことを書いてみようと思う。

この神戸での試合は降格の年の所謂「ファイブ・ファイナルズ」の初戦だ。
この前節、万博にてG大阪をチキのPKでようやく撃破し、ホームで市原との
直接対決を残していたこともあって、スタジアムに乗り込むまではかなり
楽観して観光を楽しんでいた。

アウェーでの神戸戦に勝ちさえすれば残留の確率はかなり高くなるはず。
すっかり安定感を失っていたザッペッラを切り捨てて、ウルグアイの
現役代表ピクンを獲った。伸び悩む城定の代わりに名古屋から
中谷も連れてきた。そして何より悪夢のようなオリンピック代表での
怪我からついに伸二が復帰してきた。

相手はリーグ戦で一度も負けていなかった神戸。勝てる。
勝って駒場に凱旋するんだ。そんな気持ちでユニバに乗り込んだ。

だが・・・。「名場面」という企画の主旨に反するようで申し訳ないが、
試合の内容はほとんど覚えていない。
覚えているのは、復帰した伸二のプレーからダイレクトパスが
消えてしまったことと中谷がまったくチームに馴染んでいなかったこと。

キックオフから時間が経つにつれて武者震いするほどの高揚感が
どんどん醒めていく。その過程で感じた、首筋に圧し掛かる
あの何ともいえぬ重さ。絶望感・・・。

本当に為す術のないままに試合に敗れ去った。
レッズコールがまばらに飛ぶ中を、選手たちがロッカールームへ
消えていくと、その場にへたり込んで動けなくなった。
自分だけでない、ゴール裏みんながその場に座り込んで動けなかった。

心底、絶望していた。自分が唯一の心の拠り所としていた浦和レッズ。
レッズを追っかけてスタジアムで共に戦うことだけが、当時の自分の
アイデンティティだった。その浦和レッズがこのままでは降格してしまう・・・。

その時は、関西に配属になっていた埼玉県民の友人と二人だった。
試合後にはさらにもう一人と落ち合って、久々に飲む段取りをつけていた。

友人に促され、なんとかスタジアムを後にした。
待ち合わせの駅までの移動の間、気遣って友人が
話し掛けてくれたと思うが、何一つ耳に入らなかったし、
一言も話せなかった。声を出すのが恐かった。
一言でも発したらその瞬間にこの現実を受け入れなければ
ならなくなると思った。

待ち合わせの駅に到着したが、とてもじゃないが再会を祝して
飲むなんてできない。試合後ようやく口にした言葉が
「今日は勘弁してくれ」だった。

その言葉を友人に投げつけてそそくさと神戸の雑踏の中に逃げ込んだ。
それから東京行きの夜行バスに乗るまで神戸の街を徘徊した。

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本当はこの次の市原戦のことを書きたかったが、
こちらで豊田さんに一足先に言及されてしまったので
その前の神戸で味わった絶望感について思い出してみました。
今でこそビッグクラブへの道を歩んでいる我がチームですが、
その裏にはこうした辛い経験が下地にあることを忘れてはいけないと思う。

この年初めて導入された自動降格制度によって初めてスタジアムが
己のプライドを賭けた勝負の場であることを体感しました。
自分にとってフットボールが「イベント」から「生活」に変わっていった
1年でした。

明日はもう1試合、私が最も緊張した試合について書いて
次の方へリレーしたいと思います。

ざまあみろ。臨海じゃ、こうはいかねぇだろ。
ここは駒場だからな。お前らの錆びれたホームとは格が違うんだよ。

「どうして??」っていうオシムの顔。さすが役者だねぇ。
来週はもっと勝負してこいよ。

リーグカップ予選5 市原1(640x480,157Kb)

信州のフリーク達よ。これで真剣勝負が見られるぜー。
残念ながら名の売れた連中はみな出払っちまってるが、
俺らと一緒にギリギリの勝負を楽しもうや。

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