2004年6月アーカイブ
闘莉王のヘッドに拳を突き上げたのは前半もロスタイムに入るところだったか。2-0とリードするゴールにひとしきり喜んだものの、不満はまったく消えなかった。
前半、ホームであれだけボールを保持できたにも関わらず、ここぞという場面をことごとくミスでふいにする。最初の20分までに3-0でもおかしくなかった。相手は去年の6失点が身体に刻み込まれているのか、駒場に対して非常に神経質になっているように見え、日本平で完封されたときのプレッシャーは皆無。おかげで完全に支配はしている。だがグダグダとしていて鋭さがない。
こんな腰抜け野郎ども相手になにやってんだ。とっととぶち込んで俺達を酔わせろ!俺達はディフェンディングチャンピオンだろうが!!
前半終了となり、階段を上がって通路で仲間にその想いをぶつけてみると、こう返ってきた。
「日本のレアルになれってか?」
そこには高望みだというニュアンスが含まれていたように思う。それは今までのチームの歴史、何度も裏切られたような気持ちにさせられた経験からくるものだろうし、自然な反応だろう。
だがリーグ全体の流れが浦和にきていると言っても過言ではない今この時に、これまでの負のイメージを振り切らないでどうする。ここでリーグを牛耳る立場に立たないでどうするんだ。また暗黒の時代に戻るというのか。
今年の我がチームに対して「金にモノを言わせて」と皮肉を言う連中もいるだろう。それがどうした。勝つことが全て。それが今までの経験から得た結論だ。しかもただ勝てばいいわけじゃない。暴力的に勝つ。破壊的に勝つ。相手が立ち直れなくなるまで叩きのめす。浦和にはそういう気概がこれまでなかった。俺達のチームはまだ若いが、そういう気概をもって選手にはゲームに臨んでほしいし、スタジアムに来ている一人でも多くが早くその気にならないといけない。
浦和にはゲームでも、スタジアムの雰囲気でも、地域への社会貢献でも、地元選手の育成でも、何をやっても敵わない。そういう立場に俺達は立たなければならない。社長の経営方針も、ギドの標榜する攻撃サッカーも、この信念を体現しようとしているのだと俺は信じる。
近い将来、俺達は日本のトップに立ち、そしてアジアに出て行く。俺達が繰り広げるフットボールに、サポーティングにアジアの人々は驚愕し、俺達をアジアの盟主と仰ぐようになるのだ。
後半、岡野が決めて3-0。ディフェンスでも何とか完封したが、やっぱり物足りなさが残る。ギドは「完璧」とコメントしたようだが、それは超短期的で、この試合に限ったもの。こんなもんで満足してもらっちゃ困る。アジアのレアルとなるべく俺は厳しく見ていこうと思っている。
あんまりにも力んだコメントになってしまったので、誉めるべきことは誉めておきたい。それは内舘。しつこく粘るディフェンスもよかったが、それ以上に前への意識が高く、試合を支配できた要因の1つだった。アルパイの獲得でいよいよディフェンス陣にも競争原理が導入されるが、もっとも敏感なのがウッチーではないか。もしかするとマッチデーカードの神通力が働いたかもしれないが、今日の出来ならこれからもチームに貢献できるはず。次はゴールを狙っちまおうぜ。








