2004年5月アーカイブ

岡野のクロスがヘッドで流し込まれた瞬間に渾身のガッツポーズ。背後に控える仲間のほうを振り向いて揉みくちゃ。漸く開放されてピッチを見るとなんかおかしい。ピッチが見えんと思ったら、なんと眼鏡がない。眼鏡を探す。メガネ、メガネ・・・、と仲間の足許に転がった眼鏡発見。片目のレンズが外れてるじゃねーか。あーあ。

リーグ1st@讀賣1(640x480,141Kb)

じっくりと裏で回しながら、ディフェンスラインの裏を突いてくるやり方は去年までの自分らを見てるようだった。危うく蒙古斑の残る餓鬼に蹴りこまれるところだったが、なんとか都築が好セーブ。対してうちらはいい形をまったく作れない。ボールの落ち着かせどころがなく、前節の前半を再現。

しかし前節のような思いがけないゴールが今日は前半のうちに出た。それも2本。闘莉王のフィードを達也がいとも簡単に流し込む形。そのあまりにもあっさりとしたゴールに、喜ぶ周囲の中にあって俺らは皆飽きれ顔。

2点差で折り返してスタンドの雰囲気だけは楽勝ムードの中、後半になっても点差とは裏腹に押し込まれる一方。こちらのサイドに全然やってこない展開でまったく面白くない。半ば予定通りにCKをドンピシャで蹴り込まれて1点差に詰め寄られる。永井が1本ゴール前でロングボールを落として決定的なシーンを作るも、結果にはつながらず、達也も削られて交代。

何度浦和レッズコールをすりゃいいんだ。苦しい場面の連続。いつ同点にされてもおかしくない状況にて岡野投入。もうこれしかないという策だったが、その岡野がわずか1分できっちりと冒頭のシーンを演出してくれたのだった。

本当に岡野のクロスにはシビレタ。劣勢のチームにプレーをもって喝を入れた、スピリットのこもった本当に素晴らしいプレーだった。

リーグ1st@讀賣2(640x480,141Kb)

それにしても、チームの形が出ないまま今日も終わってしまった。完全に相手のやり方を受けてのカウンターフットボール。失点をCK1本に抑えられたのも、カウンターで2本決められたのも、まぐれもいいとこ。去年カップ戦決勝直後のゲームで同じ讀賣を完全に圧倒したあのゲームを思い浮かべると、何とも寂しい内容だった。あのゲームはカップウィナーに相応しいものだったが、今日の内容は果たしてリーグチャンピオンに相応しいと言えるものだっただろうか。

この状況を変える鍵は山瀬が握っているような気がするのは、気のせいだろうか。守備を意識しているのはよくわかるのだが、もっと積極的にボールを触ってゲームをこちらから動かしてもらいたい。今日のゴールが良い転機になってくれることを祈りたい。

さて、これで磐田がコケてくれれば、再び優勝争いが現実味を帯びてくるわけだが・・・、いかに。

市原の奴らは毎回いい試合を観れていいよなあ、と言っていたハーフタイムのことが嘘だったかのような逆転劇。なぜか目の前に転がってきたボールを岡野がシュート。ゴールネットが揺れた瞬間のあの驚喜。大のオトナが目を潤ませてがっちりと抱擁した。

「駒場だから」としか理由づけできない。そうでしょ?あれだけ完璧にやられてたのに。フリーキックのこぼれ球とか、微妙な判定でのPK強奪とか。しかも決めたのが永井だ。岡野だ。もう歴史がそうさせたとしか言えない。でも、それで十分だ。

リーグ1st 市原(640x480,139Kb)

あと10分、あと5分。ロスタイムは?4分ぐらいあるだろ。そんなに試合止まってねぇよ。いや、こういう展開なら絶対そんぐらいあるって。うわ、ほんとに4分かよー。終わりか?なんだよ、オフサイドかよ。早く終われ!・・・おい!オカダァー!!!

だいたい駒場で1点差リードのときは、最後ベタ引きになりながらも何とか逃げ切りっていう展開が通例なわけだが、今回は最後の最後に落とし穴が待っていた。

まあうちのPKも疑わしいものだったし、ゲーム内容から言ってもドローは妥当というか、むしろうちは助かったんだと思う。初っ端から相手の攻撃を受けて立ってしまっての2失点。走りまくる市原の選手を捕まえることにやっきになるあまり、自分達の色をまったく出すことができなかった。完全なリアクションサッカー。

3位というポジションは他チームの出来の悪さによるもので、一歩引いて見れば妥当とは思えない。ポイントは1点縮まったとはいえ、磐田が負けたこのタイミングでの取りこぼしたことは、逆にその背中が遠のいたと言えるだろう。もう上位との対戦はもうないし。

組織としてはまだほとんど形になっていないということが露になったわけだから、これからの試合ではもう少しチーム力を高める努力をしようではないか。最近のゲームでは平川の機動力が活きる場面も出てきているし、今日はだめだったが、アレックスにもいい兆しがちらほら。その辺の良さをもっと伸ばしたいところだ。エメを最大限に活かすやり方にプラスして、エメを囮に使うやり方を身につけたい。

市原とは7月にカップ戦で2試合できる。そこを目標にもう一段階チームを上に引き上げてやろう。フットボールを楽しみながらも、厳しく後押ししていこう。

最後に。岡野、おかえり。帰ってきてくれてありがとう。これからも一緒に暴れようぜ。

長谷部からのスルーパスをエメが易々と決めた直後、相手が放ったミドルシュート。都築の脇を抜いた低い弾道は幸運にもゴールポストを叩いて撥ね返った。安堵の声を漏らす俺たちの反対側で、気落ちしたかに思えた奴らに勢いが戻りかける。だが俺たちの神様は容赦なく、その勢いを止めてみせたのだった。

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ゲーム開始10分程で2-0。マスコミに煽てられて天狗になってる奴らの鼻っ面に強烈な頭突き。

こうなれば思い出すのは去年の宮城スタジアム。6点を奪って立ち直れなくしてやった試合だ。思い上がったスタジアムを完全に沈黙させるにはあと1点で十分だろう。さっさとぶち込んで、やつらに苦汁を嘗めさせてやれ!

だがそんな俺たちの気持ちをよそに、山瀬がフリーのヘディングシュートを外せば、エメはすでに省エネモード突入でこっちにパスすんなと言わんばかりの淡白なプレー。さらに後半に相手がシステムを変えてくると開始から30分は防戦一方。ゴール前にへばりついてただただ大きく跳ね返すことに終始。相手のCKの度に目を覆いたくなる。
結局エメが後半唯一の真剣プレーで決着の3点目を取ってくれたが、その時の気持ちは「ざまあみろ」ではなくて「ああ助かった・・・」だった。

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ゲーム終了後には奴らの前で「好きにならずにいられない」を高らかに歌い上げてやったわけだが、奴らの中には希望がまだくすぶったまま残っているだろう。今年のレギュレーションでは奴らが1部に残る可能性は高い。来年以降も新潟でゲームがあるわけだ。こういうときに非情なまでに叩き潰しておくことが、中期的にみると大事なんだが、どうも無失点にこだわるあまりに相手の攻撃を完全に受けてしまった。既に10年以上の歴史を積み重ね、ウチが大きく負け越している相手、散々な目に遭わされた相手もいるわけだ。そういう歴史の視点で見れば、この時点で相手にネガティブイメージを植えつけられなかったのは残念だった。

リーグ1st@新潟3(640x480,153Kb)

最後に新潟方面に言っていこう。サイドのスタンドからも声や手拍子がよく起こり、久々にアウェーを感じた。いい雰囲気で俺らもやりがいがあった。それはまあ誉めてもいいだろう。俺らが2部時代の地方巡業で10点もくれてやったおかげで、ここまで盛り上がったんだから、あの辛い思い出も悪くなかったと思えた。
だが、君らにとってまだ試合はイベントだろ?勝っても、負けても満員のスタジアムで家族揃って休日を楽しめればいいわけだ。しかしJリーグといえど1部ではそんな甘いスタイルでは、残念ながらいつか淘汰されるだろう。
俺たちにとって試合は生活だ。フットボールが人生だ。新潟のスタジアムにはまだまだそういう人間がほとんどいないんじゃないか?勝った俺らが堂々とあんたらの前を駐車場まで行進していっても、みんな笑顔だ。ホームであんなゲーム見せられて悔しくねーのか?俺たちをねじ伏せたければもっと真剣にかかって来い。
笑顔が絶えないスタジアムを作るのが目標だというなら、それもまあいいだろう。それならそれで俺たちとは違う次元で頑張るがいい。アジア王者が目標の俺たちはあくまで勝負に拘ってやっていく。

今日は細かいことはいいだろ。ディス・イズ・フットボール!
エメのシュートがゴールに吸い込まれた瞬間の、あのエクスタシー。みんなしっかり味わった?
駒場での「静観」に対しての応え。ホームできっちり浦和のプライドを見せてもらった。

リーグ1st 鹿島1(640x480,145Kb)

99年国立以来のリーグ戦での勝利。格別。

あのときは低迷した状況の中、伸二のFK一発で逃げ切って優勝したような騒ぎだった。それが今日のゲーム後は勝ったのが当たり前のような雰囲気だ。去年のカップ決勝やリーグ最終戦を経て、ホームでやれば奴らには負けんという自信がついたわけだ。これからの10年で対戦成績を五分に戻してやろうぜ。

一見さんが多い埼スタでは雰囲気が出ないという心配も杞憂だったな。

リーグ1st 鹿島2(640x480,145Kb)

赤髪のアレックスには気合いを感じるよりも先に笑わせてもらったが、なかなかいい切り替えができたんじゃないか。まだまだ持ちすぎの場面も多いし、とても4億とは言えんだろうが、玉離れよく、ダイレクトにワン・ツーを狙うプレーがいいアクセントになっていた。根気よく続けていけば、近いうちに額面通りのスーパープレーが飛び出すだろう。欲を言えばもっとシュートを打て。コロコロのゴロシュートじゃなくて、ガツンとしたやつを。

リーグ1st 鹿島3(640x480,145Kb)

最後にこれだけは触れておかなければなるまい。
闘莉王、お前みたいな奴を俺達は待っていたんだ。ペトロがピッチに帰ってきたみたいだったぜ。試合数は関係ない。お前こそ浦和の誇りだ!

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おまけ写真

美園からの歩道の入り口でいつもやっている応援メッセージ旗に記帳
「うっちー今年も生きのこって」 by J

2002年10月の鹿島戦以来、久々にリーグ戦でスタジアムに行けなかった。
あの時は仕事で構築していたシステムのカットオーバを翌日に控えて、夜通し働いてたっけなあ。
カップ戦決勝の前哨戦で、飛車角落ちの奴らに負けたのをネットの速報で見て落胆したのであった。

スタジアムにいないというのは本当に寂しい。自分の存在を抜きにして試合が展開されていることが、とにかく我慢ならない。チームが勝てば「なぜそこにいなかったか」を恨むし、負ければ「俺が行ってでかい声を出したら状況が変わったかもしれない」と悔やむのだ。

またシーズンの中でも当然浮き沈みがあり、「生き物」であるリーグ戦で1試合抜けてしまうと、前の試合からの流れを完全に理解できないのがもどかしい。特に今の浦和はシーズンのどん底に来ていると思うが、その状況での1試合抜けて次の埼スタに赴いた時、そこに醸し出されている雰囲気や繰り出されるコールに対して意味付けることができない。スタジアムが一体となって応援するということに対して、このことは実は大きなハードルとなっているのではないかと感じる。

今度の試合では一見さんも多くなるだろうが、チームがどん底の状態で、ゴール裏が結束した大声援を繰り出すことができるか。まだまだ歴史の浅い埼玉スタジアムを本当の意味でホームとすることができるかどうか。一見さんたちをディープな世界に引き込めるかどうかという意味でも1stの大一番と位置付けてもいいのではないか。

天気はよくないようだが、自分は前向きにやってやろうと考えている。

リーグ1st @広島
広島に遠征したという仲間が携帯で撮影した写真を送ってきた。まだ自分が駆け出しのころに埼玉県民というだけで連れまわしていた彼も、幸か不幸か、今や立派な浦和ファミリーの一員というわけだ。一般社会からしたら当然不幸なわけだが・・・。お疲れさん。今の状態で勝ち点取ってくれれば及第点だ。そう落胆すんな。

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