2004年3月アーカイブ

春のやわらかな陽射しに包まれた今年最初の駒場。フットボール日和に展開されたのは、忘れかけていたオフトのフットボールだった。

坪井、アレックスの代表メンバーが外れ、達也、啓太のオリンピックチームメンバーがスタメンに名を連ねたカップ戦の緒戦。ディフェンスラインに平川が下がり、酒井が3ボランチの左、啓太が真ん中に入る布陣でスタートしたが、開始早々にあっけなく2点を取られる劣勢。前半終了間際にPKで1点返し、後半には相手の自業自得な怠慢プレーで同点。ラスト15分で総攻撃をかけ、いよいよ逆転ゴールか思われたロスタイム、いとも簡単にカウンターを許して終戦した。

リーグカップ予選1 大分(640x480,138Kb)

気持ちの部分に問題があったことは明らか。だが選手達の気持ちが乗っていかなかったのは、過去2戦で見られた有機的なポジションチェンジに規制がかかってしまったからだ。平川を最終ラインに縛り付けてしまったことが、過去2戦チームに勢いを与えてきたその運動量を殺した。そして実質初めてこのチームでプレーした啓太が、去年までのオフト戦術を忠実に実行してしまい、攻撃のダイナミズムは一切失われてしまった。単発勝負にしか活路を見出せない状況は、チームに対する責任感を強めているエメに孤軍奮闘を要求することになり、無理なプレーで負傷退場するという最悪結果となってしまった。

新任監督にはいい勉強になったのではないか。
選手時代はひたむきな、手抜きのないプレーでプロフェッショナルとはどういう存在かを俺達に教えてくれた監督。だが誰もが自身と同じようにファイトし続けられるワールドクラスのプロフェッショナルではない。監督として選手達のモティベーションを高めるためにはどうしたらよいのか。
怪我や代表選手の不在で苦しい台所事情から試みた布陣は、まったく機能しなかった。今後どのように対応していくのか。

俺だったら、次節は啓太と今日まったくの酷い出来だった都築をスタメンから外す。代表選手といえどチームのやり方にフィットせず、アスリートとしてよいパフォーマンスを発揮できない選手は外す。戦術的にもチームのモティベーションにもプラスの影響を与えるにはこれが上策のように思うのだが、いかがだろうか。

来週は磐田『監獄』アウェー。今年もまた純国産チームで挑むことになってしまうのか・・・。

エメのあたり損ないといってもいいシュートがコロコロと転がり、勝敗を決するゴールに狂喜して「フ~~ッ」と湯浅風?に一息つく。階段の上から跳びかかり、下から突き上げてくるヒトの体重を受け止めた自分の膝は気がつくとガクガクと笑っていた。

リーグ1st C大阪1(640x480,148Kb)

『1:0よりも3:2を目指す』という公約をホーム開幕戦で実際に目の当りにした、今日の正直な感想は「これが1年も続くのかよ!」。毎試合、毎試合、これだけ派手な打ち合いをかまし、一喜一憂してたら身体がもたんじゃないかといううれしい悲鳴だ。

今日も前節と同じように頻繁なポジションチェンジで様々な形を見せてもらった。永井とアレが左右を入れ替わる、平川がアレを追い越す、エメが落としたボールを酒井が狙う。しまいにゃ室井がいつの間にかペナルティエリアのライン上まで上がっていてこぼれ球を拾ってミドルシュートを放って度肝を抜かれた。

先週も断言したが、フットボールとしての面白さはオフトのときをはるかに上回る。
オフトのやり方はあらかじめチーム全体を1つの設計図にはめ込んでそれぞれ与えられた役割のみを繰り返してこなしていく感じ。シンプルであるが、得られる結果の上限も見えているという印象。
一方ギドのやり方は、2、3人のいろいろな組み合わせで生み出した成果を積み上げてく感じ。複雑ではあるが、うまくいけばどこまで高く積み上げられるか予測できないという印象。

オフトが基礎を叩き込んでくれたからこそ、ということを忘れるほど薄情ではないが、大きな夢を見られるのは間違いなく今のやり方だ。残り試合数と勝ち点を睨んでギリギリと歯ぎしりする時期を迎えるまで、今はこの夢のあるフットボールをひたすら楽しみたいと思う。

リーグ1st C大阪2(640x480,139Kb)

ただし、「3:2」という理想は掲げるのはいいが、「2」の部分は必ずしも実行しなくてもいいわけで。それを「3:1」「3:0」へと進めていく努力を怠ってはいかんよ。流れの中で崩されちまったら取り返せばいいが、今日みたいなセットプレーでやられるのは精神衛生上よろしくないので、きっちりやってほしいぞ。

あと、アレサンドロさん。そろそろ4億円の光を拝ませて欲しいのですが・・・。
今日の長谷部なら億単位の眩しい光を放っていたがな。

よくやった社長!よくこれだけの準備をしてくれた。
オフトの時よりはるかにおもしれーフットボールだったぜ。
3ヶ月ぶりのゲームだったということもあるだろうが、えらく興奮しちまったよ。

もう何試合も実戦でやってきた相手に対して、アウェーでドローなら結果も上出来だ。

リーグ1st@横浜2(640x480,143Kb)

金曜日のGGRでニッカンの記者さんが、ギドがやろうとしているのは「トータルフットボール」だ
なんて言ってたのを見て「ん・・・?」と思ったのであったが、確かに後ろの3人以外は
上下左右にポジションを替え、いろんな組み合わせで相手を崩そうとしていた。
なかなかそれがうまく決まらず、結局スローインからエメがぶち込んだ1点だけだったわけだが、
いつ決まるか、いつ決まるかって、そりゃあもう楽しませてもらったよ。

ディフェンスにおける連動性に問題はあるものの、守備の不安はわかった上でのことだし、
オフェンスの長所を伸ばして、ぐぅの音も出ないほどバシバシ点を取ってくれ。

まあ、こういう話になってくるとディフェンス陣にはスポットが当たりにくいわけだが、
酒井は1ボランチながらよく効いていたと思う。周りの評価も上々だった。
酒井よ、俺たちはちゃんと見てるぞ。
俺たちと一緒に他所じゃ味わえないスペシャルなフットボールを楽しもうぜ。

リーグ1st@横浜3(640x480,145Kb)

さて、今日は3ヶ月ぶりのスタジアムだったわけだが、階段仲間がみな元気に
集まれて本当によかった。
「いよーっ」といって差し出された手とがっちり握手したときの感覚。
昨シーズン、1つのタイトルを共に掴んだ戦友同士のあの感覚、何とも言えないねえ。
うまく表現できないけど、何か相通じるものがあるんだよなあ。
タイトルっていうのはこういう形にならない部分でも大きな財産なんだということを感じた。

今年もひとつ頼むよ、みんな。

リーグ1st@横浜1(640x480,155Kb)

あー、早く次の試合みせろや!

久しぶりに気持ちを入れて見た代表のゲーム。
やはり自分のところの選手が多く出ているから自然とテンションも高くなる。

ホームチームのラフプレーに耐えながら、ラストの5分でゴールをあげるとは
いつの間にそんなタフさを身につけていたのだろうか。

3試合目になってもボールの転がらない芝に対応できず、
パスミスを繰り返す展開にはため息も出たが、
アウェーで90分最後まで走り続けたひたむきな姿には心動かされた。

フル代表にも、アウェーでの真剣勝負が必要だよな。
ヨーロッパで何試合も親善試合をやるより、よっぽどいい経験ができる。

まあ当面の敵に勝っての首位ってことで、どうせ日本ラウンドは
またお祭り騒ぎになるんだろうけど。

うちの選手たち、ご苦労さん。是非この経験をチーム力向上につなげてくれ。

久々のエントリで非常に残念なニュース

浦和の元ロシア代表DFユーリー・ニキフォロフ(33)が1日、川口市内の病院で左ひざ軟骨損傷のため除去手術を行っていたことが分かった。練習後にブッフバルト監督が明らかにしたもので、3月13日に開幕する第1ステージ出場が厳しい状況になった。(埼玉新聞)

もともと7月までの契約となっているのはチーム側の戦略なのか、ニキのほうの戦略なのかはわからないが、最悪の場合とあるので、1stの間に復帰できれば契約延長もあるかもしれない。あの弾丸ショットが相手ゴールをぶち抜くまでは絶対に手放さないでくれと祈るしかない。

今年は代表不在の試合も多いので、内舘や酒井、堀之内らのユーティリティ型の選手の奮起が鍵になりそう。そして室井がどこまでDF陣をまとめられるかが重要だ。

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