闘いは終わっちゃいねぇとプライドオブウラワで始まったリーグ最終戦。
だが選手たちの目覚めは遅く、どうしようもない2失点。
これで完全に自分自身開き直った。
雨も強いし、今日はひたむきに叫び続ける応援はいいや。
優勝の可能性もなくなったし、ラストだし、楽しくやんなきゃな・・・。
そこからは生ビール片手に、好きな時に歌い、好きなように檄を飛ばした。
ここのところの数試合は、声出しに神経を研ぎ澄まし、
コールの途切れたときには思いを込めて寡黙にボールの行方を追っていた。
リズムの悪いときでもぐっと堪えて次のチャンスを待った。
まさしくタイトルを賭けて参戦していた。
そんな試合が続いて、選手やスタッフだけでなく、
俺自身もプレッシャーを受けていたんだなあと思う。
そこ、いけや!オラッ縦に入れろ!
削れ、削れ!!フリーだ、突っかけて行けよ!!
軽い酔いも手伝って、沸々と湧き上がってくる感情をそのまま出してったら、
溜まっていたもやもやが次第に吐き出され、クリアーになっていった。
そんな自分の中の変化に呼応するかのように、
チームのリズムも上がっていった。
ワンプレーごとに強くなる雨の中、永井が反撃の狼煙となる一発を蹴りこむ。
そしてロスタイム。永井からのクロスをエメがダイビングヘッドで同点。
お得意の帳尻合わせといっちゃそれまで。
だがそれでも、もう気が狂ったように嬉しくて、
ずぶ濡れだったけど仲間みんなと喜びあった。
それが奴らをリーグタイトルの座から引き摺り下ろしたゴールだったことは
ゲームが終わってしばらくしてから知ったことだった。
またも奴らを屈辱にまみれさせてやったのは、それはそれで気分がいいが、
そんなテレビのためかのようなドラマがあろうがなかろうが関係ない。
このどしゃぶりの雨の中、みんなで喜び合って終われたこと、
そして今シーズン得られた充実感は何事にも変えられぬ幸せだった。
監督も決まらず、補強の動きもまったく見えてこない現状では、
来年も序盤は苦労するだろうと予測はつくが、
この2年で積み上げた土台が崩れないように俺らもしっかり支えていきたい。
さて、再来週からはもう1つの大きなカップを獲りにいきますか。































