先制ゴールの瞬間。階段の上から男どもが何人も降ってきた。
おかげでちょっと首がおかしいが、やっぱり駒場でのゴールは格別だ。
スタジアムでしか接点のない野郎どもが、狭い階段に集まるようになり、
多い時は14、5人ぐらいか。
傍から見れば、どう見ても俺が一番善良な市民。そうでしょ?みなさん。
恐そうな外見、あるいは試合中に痛烈な野次なんかを飛ばしたりすると
ちょっと仲間と思われたくないっていう気もしてしまいますが・・・。
それでも俺たちは仲間なんだなあと、
3点目を取ったころにはちょっとしみじみとしてしまった。
俺はこいつらと一緒に優勝の時を迎えたい。絶対に。
リーグ戦残り6試合で2位。
いつまでも若さにまかせた浦和三昧が続けられるかわからない。
いつまでもこの仲間達がここに集い続けられるとも限らない。
だからこそ、このビッグチャンスを絶対に逃したくない。
みんな、よろしく頼む。


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