■2nd第9節 名古屋 - やっぱりあんたは俺らの大将

第9節名古屋戦 (640x480, 146Kb)

前節、無理して京都に赴き、全力でサポートした後遺症で、2日間寝込んだ。
扁桃腺が腫れ、咳が止まらず、寝ながらうめき声をあげていたほど。

医者からもらった薬で何とか快方にむかったが、万全ではなく、無理をしないようにと、いつもより距離を取って上段に陣取った。

初っ端のプライドオブ浦和レッズ。つらくて歌が続かない。

自分で出していないこともあるが、周辺の声が非常にうすい。
やっぱり埼スタでは、中心からちょっと離れると一見さんや、冷やかしの連中も多い。
俺の横にいた学生風情の野郎も、酒ですっかり出来上がってしまって、吐き出されるのはミスプレーや審判のジャッジへの文句ばかり。

俺は歌いたくても、檄を飛ばしたくてもできないんだ。
頼むから真剣にやってくれ。俺の分まで歌ってくれ。

そんな願いを込めて、ひたすら手拍子を打つが一向に雰囲気はよくならない。
試合への集中力が散漫。

そして後半も20分を過ぎて先制されると、一気に「だめか」の空気が噴き出す。

ふざけんじゃねぇ。
俺たちは、この連勝を選手たちと共に勝ち抜いてきたじゃねーか。
十分逆転できる自信がある。やるしかない。

これで自分を押さえていたものが切れた。
肺活量が落ちていて、やはり、いつものようには出せなかったが、
全身から声を絞り出して歌った。周りを煽った。

そして、大将の同点ゴール、エメのVゴール。

横では、ろくなサポートもできていなかったうすっぺらな連中が狂ったように騒いでいる。
お前らが真剣に、もっと力強く後押ししてくれてたら90分で勝てたかもしれないのに。

雨に打たれた疲れと、負けずにすんでよかったという安堵感で、俺は立ちつくすのみだった。

「負けないよ」
埼スタに響き渡ったこの言葉で、今日1日の苦労が報われた。

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