開幕2戦目、どでかい新横浜のグラウンドに集まったのはたったの2万4千。アウェイのわれら浦和側ですらスタンドは埋まらず、ゴール裏中央にサポーターを集める始末。お忍びで単身のり込んだ前節と変わって、今回は連れをともなってゴール裏で声を張り上げる。
試合開始早々に守備陣のつまらないミスで2,3の決定機を与えてしまうも、相手の稚拙な詰めに助けられ、ため息。この試合もやはり守備に不安が絶えない。特にアルフが精彩を欠き、判断ミスから何度もバックパスを繰り返すシーンが見られた。
そんなDF陣で一人気をはいたのが暢久。Fの三浦淳とのマッチアップに気合いが入ったのだろう。三浦から常に一定の距離を置いて誘い、そこにパスが出ると小気味よいダッシュからパスをカットし、ペトロにつなぐ。先制点もそんなしたたかなディフェンスから生まれた。前半16分、パスカットから一気にドリブルで駆け上がる暢久。相手2人が寄せてきたところで、ゴール前、GK楢崎とDFのちょうど真ん中へ落ちるアーリークロス。絶好調大柴が見事にゴールへ叩き込んだ。久久に見る、暢久最高のプレー。最近の落ち着いたディフェンスもいいが、「サポーターをはらはらさせながら、右サイドを生き生きと駆け上がる暢久」。これだな、やっぱり。
Fのほうは、サンパイオの欠場がいやにでかく、ミウラアツを封じられると何も出来ない。山口が前に出てきたり、後ろに下がったりして工夫してたけど、ほとんど怖さはない。怖いのは浦和DFがくだらない連携ミスや判断ミスをした時だけだった。これと反対に浦和は小野がよく動いてパスコースを作り 何度も決定機を迎えるも得点できない状態が前半30分過ぎから後半へと続く。チャンスをなかなかものに出来ない大柴が頭を抱える。
小野の頑張りとは相対的にチキの運動量がみるみると落ちていく。ポジショニングが悪くなり、左サイドからの崩しはほとんどなくなった。我々の中からも「チキ走れ!!」 の檄が再三にわたってとぶ。土曜日に続いてのゲームということでコンディションが悪かったのだろうか。これからもこのような状況になるのであれば、後半の早い時間から彼に代えて、この試合J初登場を果たした石井、あるいは福永を一つ前にして堀といった選手起用を考える必要がありそうだ。スポーツニュースで何度も映し出されたように、小野とダイレクトでのコンビネーションがあるだけに、チキの今後の奮闘を期待もしたい。
そうした状況を打開したのも小野だった。なぜかノーマークでトップのポジションにいた小野へ縦パスが通る。オフサイドフラッグは上がらず、GKと1対1。何の不安もなく右隅に転がしたボールが記念すべき J初ゴール。 「福田得点王(タイ)決定in等々力」にならぶ私の歴史的証人シリーズ第2弾となり感無量。もう引退するまでついていってやる!!
こうして新横浜初見参は2-0で快勝。ワールドカップ2002に向けて「ファイナルさいたま!」「けっしょうウラワ!」の合唱。まずは先制のアピールとなった。ゲーム後、アウェイでのホームのようなサポートに感激したか、ペトロが喜びを爆発させる。やっぱりうちは最高だとあらためて思った。
