1997年3月アーカイブ

ようやっと初勝利。これまで4戦して4分けと、相変わらず堅実というか決め手のない試合が開幕から続いていたようだ。しかし、この試合はそうではなかったようだ。現在の住まいはテレビ埼玉を受信することはできない環境にあるため、このラジオ観戦が5戦目にして初の同時体験となったわけだが、(実況によれば、)浦和は常に相手の再度のボールを散らしながら、コーナーをえぐり、裏のスペースを狙い続けるスペクタクルサッカーを披露した。今年は攻めの形を作るというケッペル新監督の構想が、ついに実現した。特に久しぶりに右サイドに入った杉山が果敢なオーバーラップで何度もアタックを仕掛ける姿を、ステレオからの乾いた音声から想像するのが楽しかった。またシュートを7本放った堀の名前は何度となく叫ばれた。よほどポジショニングが良かったのであろう。逆に音声ではあまりインパクトが伝わってこなかったが、あとでニュースで見たところでは、土橋のミドルはなかなか強烈で見応えのあるシュートだった。
シュート総数19本で3点。しかも福田がノーゴールということで、やはり決定力に若干の不安はあるものの、常にこの試合のようなゴールを狙い続けるサッカーをしてくれれば、ちょっとしたきっかけでゴールを重ねられるであろうし、何より我々サポーターはそういうスリリングなサッカーを期待しているのである。ここのところ展開を重視するあまりにゴールへの執着心が見られず、魅力を感じられない代表の試合を見ているだけに、今日の試合はラジオによる聴覚オンリーの刺激ではあったが、選手のプレーを頭で思い描きながら楽しむには十分なものであった。
それにしても好調だった杉山を途中で交代させたケッペルの真意はいったい・・・。

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