1996年9月アーカイブ

こんなに見ていてイライラする試合も久しぶりというか・・・。勝ったから良かったものの、あれで負けていたら私はどんな切れ方をしていただろうか。ビデオにとった中継を夜の11時から見始めた。

札幌は強烈な風。なんでわざわざこんなところでやらなあかん。スタンドはレッズゴール裏しか入っとらんし。こんなで負けたらしゃれにならん。しかもメンバーもがらりと変わっているし、大丈夫か?

と思っていたらいきなり、DFのミスからこぼれたボールをきわどい角度から岡野が豪快に決めた。相手キーパーのポジショニングに疑問もあるが、あれは決めた岡野がすごい。岡野に「ストライカー」というイメージが出ないのが残念?だが、確実にわれらのポイントゲッターだ。

この後すぐ、いやな場所からフリーキック。あれは確実にパンチングで弾くべきだったが、風で難しいボールをキャッチしにいったがこぼして同点となった。しかしこの後の田北はパーフェクトだった。強風のため、両チーム攻めあぐむ中で、何度かあった福岡の決定的な場面をすべてセーブ。PK戦でも素晴らしいセイビングで勝利を掴みとってくれた。今年はこの田北に何度助けられたことか。客観的に見ても代表キーパーに選ばれてしかりだと思うのだが、その辺どうなのだろうか。

しかし攻撃がまるで機能しなかったなあ。風の影響だけとは思えないが、W野人(特に大柴)のスペースに走り込むプレーはほとんど見られなかったし、クリアボールを確実に拾っての2次、3次攻撃もなかった。見かねたギドが後半の半ばあたりから上がりっぱなしの状態で鼓舞するも、意気は上がらず。山田がボールを持っても出せずにただドリブルで突っ込む場面が象徴的だった。ながれは変わらないままにタイムアップで延長に突入。恐れてはいたがそこで中継は終わってしまった。

久々につまらない試合を見てしまい、中継解説のS氏の喋りにはうんざり。夜中1時に気が狂いそうになってしまった。

しかし、かろうじてまだやっていたプロ野球ニュースで勝利を確認して、安心。本当に良かった。こんなつまらないところで優勝争いから脱落なんて絶対に許せなかったのだ。それどころか、首位鹿島が負けてゲーム差なしの2位浮上。もうこんな試合のことはすぐに忘れて、次に備えましょう。まだまだこれから、上位チーム相手にスリリングなゲームを期待しよう!

狂気的な攻撃で、最も厳しいうちの1つと思っていた試合を豪快にものにした。

この試合ではウーベに代わってニールセンをゲームメーカーとし、城定を初起用。スランプ?の土橋に代わっては中盤の底に福永を投入した。この大事な試合でのこの大胆な選手起用にキックオフ前はちょっと不安だったが、そんな私をあざ笑うかのように好調のW野人コンビがいきなり決めてくれた。右サイド、岡野のピンポイントセンタリングに大柴の弾丸ヘッド。そのあとはこの2人を中心に笑いも止まらぬショータイム。最前線からまさに狂ったようにプレスをかけまくり、柏の中盤に何もさせず、エジウソンにはボールを触らせなかった。そして有利なポジションから、前半は初先発の左WB城定がU-19代表の実力を見せつける活躍、後半はこちらも好調右WB山田が何度も見せ場を作ってシュートを打ちまくった。ニールセンはウーベの縦のスペースを狙ったプレーとは対照的に、ロングボールでサイドのスペースを狙っていた。ウーベの左足のようなスリルにはちょっとかけるような気もしたが、FW2人だけでなく攻撃陣全体を活かしていく堅実なボールさばきが大量得点につながった。福永は「何で俺が後ろなんだ。」という不満を走りでアピール。鋭いチェックから積極的なオーバーラップ。それに負けじと堀もサイドを駆け上がった。

好手の切り替えが早く、迫力のあるサッカー。観戦していてこれほどおもしろい試合はやはり浦和の試合でしか見られないし、だからこそアジア1のサポーターが毎試合大挙して押し寄せて来るのだ、ということを再認識した。

ただ非常に残念なことにふてくされた柏の15番(名前で呼ぶのもばからしい)にニールセンが絡まれ、今年のリーグ戦初の退場。さらにその判定に激怒したオジェックがピッチに侵入してこれも退場。せっかくのいい試合に水を差してしまった。オジェックが怒るのもよく分かるのだが、喧嘩両成敗は仕方のないことだし、何と言っても我々は優勝を争うリーグの主役。こういうことで勢いが止まってしまうのが、一番恐い。とにかく今年はクリーンなプレーを通してきたのだから、もうこれ以上くだらないことが起こらないようにしてもらいたい。

次戦は厚別ででの福岡戦。ニールセン、バジール、堀、そして監督までもがいないこの試合を何とか乗り切って、この勢いそのままに突き進んでほしい。

岡野、大柴の活躍でまたしても逆転勝利。何とか優勝戦線に残った。前節の京都戦でシュート20本ながらまさかの完封を喫していただけに、この2人の活躍による3点に安心した。彼らの自信に満ちた大胆不敵なプレーぶりは本物を感じさせる。岡野は既に代表戦でもアピールしている。先日観戦してきたウズベキスタン戦でも圧倒的な声援を受けていた。そして大柴。早くも代表でのプレーを期待してしまう。オリンピック代表には残念ながら遅すぎたが、2002年のW杯では必ずやトップを張っていることだろう。そのときはこの浦和のコンビがヨーロッパのディフェンスラインをことごとく粉砕してくれるにちがいない。ちょっと気の早い話ではあるが、それだけのことを想像させるにふさわしい活躍なのだ。

また最近あたりまくっているのが、堀。FW2人のかき回しによるスペースをいかして積極的にゴールを狙う姿勢が結果に表れてきている。この試合は残念ながらシュートチャンスがなかった山田とともに、攻撃を厚く、熱くしている。杉山のセンタリングも精度が上がってきているし、攻撃に関しては文句はない。これを前節のようなポカを出さずにコンスタントにやっていけばまず心配はいらないように思える。あとは攻撃的なこの試合運びの中でどうやって守っていくかだ。

最近は相手シュートを一桁に押さえながら、失点がちょっと増えている。広瀬をリベロとした3バックが定着しているのに、これはどういうことなのだろうか。リーグ最小失点の座を鹿島に奪われて、現在は2位タイとなっている。浦和は基本的に、絶対的な守備によって現在の強さを導きだした。強固な守備あってこその今の攻撃的なサッカーなのであろう。その点をさらに突き詰めて修正していくことで更なる飛躍が可能となると思う。是非とも「リーグ最強DF」の座を守っていってほしい。

次は国立で連勝中の柏戦。このあとの対戦を考えてもこの試合は後半戦で最も重要な試合であるだろう。是非とも完封して大波にのっていきたい。最近影が薄い代表選手、土橋に僕は密かに期待したい。

まさか負けるなんて思ってもみなかった。前節、あれだけのゴールを決めたのが嘘みたい。シュート20本でしかもPK2本まで取って何で1点も取れない。ばかにするにもほどがある。

今はとにかく勝たなければならない。これから何10年と続いていくリーグのなかで常勝チームとしてやっていくためには、今年の厳しい優勝争いの中でやっていくことが重要なのである。今年、シーズンを通して勝利の美酒を味わってきた私たちサポーターには、もはやあのどん底を堪え忍んでいくことはできない。

もっともっと勝ちにこだわったプレーを選手たちに期待したい。

大柴の負傷が心配だ。岡野を生かすためにも、そして彼自身の爆発的な成長をストップさせないためにも、今は是非試合に出場して暴れ回ってほしい。大したことがないことを祈る。

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