1996年8月アーカイブ

久しぶりにゲームを堪能した。何と言っても今日は大柴に限る。驚異的な走力で前線からプレスをかけて相手ディフェンスのミスを誘い、チャンスには必ずスペースに走り込む。自らの得点はなかったものの(すばらしいドライブシュートがバーに当たる惜しいシュートもあった)、フィニッシュには積極的に絡んで絶妙のラストパスも見せた。岡野も「あの」代表戦ゴール以来、絶好調で走りまくった。FW陣の驚異的なかき回しによって中央に大きなスペースが生まれて、堀、土橋のミドルががんがんゴールを襲った。まさしく一皮むけた暢久のシュートも2発炸裂。ウーベのCKからバジールがヘッドで落として堀の絶品のジャンピングボレーの先制点にも感激。だめ押しの5点目、ここしかないという大柴のラストパスをインステップの一振りで豪快に決めた岡野の得点に溜息。まさしく浦和の攻撃の集大成を見せつけてくれたような気がする。リハビリ中の福田も帰ってきて自分のポジションがあるかどうか不安になっているのではないか。それほど今日の攻撃陣は充実していた。

岡野を中心にここ3試合ほどの大柴、暢久など、若手のプレーぶりは十分に優勝争いをやっていけるだけのチーム力を感じさせるし、今年だけでなく、来年も再来年もリーグトップクラスのチームとしてやっていけることをアピールしていた。サポーターとしても応援しがいがあるというものだ。この大量点で順位も2位に浮上。今日のプレーを安定して出していくことができれば、Jリーグのどのチームにも負けることは想像しがたい。優勝したときのことを考えると、もう興奮が収まらないよ。

後半戦スタート。雨中の泥臭い再開となってしまったが、カップ戦の低迷を全く感じさせない試合で、優勝争いに期待を持った。得点シーンしか見られなかったが、FWとして才能の開花をうかがわせる大柴のボレー、山田の積極的な攻め上がりからの豪快なシュート、岡野のさすが代表といわざるを得ない見事なドリブルシュート。2失点を喫したとはいえ、次へとつながるいい試合だった。特に岡野のサイドから中央に切れ込んでの左足というあのプレイは福田を欠く浦和の攻撃の幅を広げる重要なプレイだった。後半戦の岡野にゲームでのキャプテンシーを期待する声が多いが、福田、あるいは治のような存在感によるリードよりも、むしろああいったプレーでチームのポテンシャルを引き上げて欲しい。

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