□'96 J-LEAGUE 12th -- vs Shimizu

前節のギドに続き、堀がけがで欠場。またけが人かと思っていたが、リザーブに福田の名。ついに出てきた、得点王。得点力不足といわれて久しいレッズ攻撃陣の切り札。試合開始前から心が躍った。

しかしながら、前半はほとんど見せ場のない凡戦。岡野にボールを集めすぎてそこをカットされたところから攻め込まれていた。それでもまだ救いだったのは、前半30分ぐらいからサイドチェンジを多用できたこと。いつもは攻め手のない時は縦1本で走らせる攻撃で、サポートもなく逆に攻め込まれていたが、今回の試合では安定したバックラインから出たボールを土橋がうまくさばいていた。特に右サイドでの山田のポジショニングはさえていた(そこからもっと切れ込んでほしかったが)。

1点目はこの試合初めて得た前半終了間際のFKから。ウーベのFKが壁に当たって浮いたところをバジールがGKにうまく体を預けて仕事をさせず、こぼれ球を岩瀬がダイレクトで決めた。いい時間帯で決められてよかったのだが、前半はこれだけ。どうにかならんかと密かにオジェックに期待していたら、本当に出てきた得点王。実際けがは完全に回復しているか、そして他の選手と呼吸が合うかと不安だったが、そんな心配もなんのその、なかなか得点には結びつかなかったが、スペースに走り込むポジショニングの良さ、サイドからの切れ込みは去年の調子の良さを思い出させた。

だがチームとしての動きは時間が経つにつれて鈍くなる一方の展開。前半はしっかりチェックにいけていたのが、だんだん足が止まってきて、ついには簡単にサイドを割られたところから完全なゴールを決められてしまった。前節の延長PKがひびいたか。その後も終了までずっと攻められっぱなし。何とか1点で押さえられたのは、田北の大活躍のおかげだった。

2試合連続の延長にいやな感じがしたが、それを払拭してくれたのが、復活の福田。山田からの「ここしかない」というセンタリングをしっかりヘッドで流してVゴール。ゴールのあとたまっていたものを吐き出すかのようにサポーターと喜ぶ福田。帰ってきたことを実感した。

今までなかなか役者がそろわず、この6試合は勝ち負けを繰り返してきたレッズ。相性の良くない清水に勝ったことではずみがつくと思う。福田がインタビューでいっていたように、上位が足踏みしている感のある今、前半残りの3試合きっちりとものにし、「優勝」の射程圏内で試合をしていってほしいものである。

城定が初登場。ボールタッチはほとんどなかったが、危ないところをうまく処理した場面もあったし、ちょっと田口の体調が思わしくないようなので頑張ってほしい。

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